PBL科目における教員負担の少ないグループ成果予測の試み̶̶「しまなびプログラム」の学生理解度アンケートを用いて̶̶
本論文の扱う「問い」
PBLにおいて最終的な評価が悪くなるグループをグループワークの途中で予測できる可能性を見つけること.
本論文のここが面白い!
近年はラーニング・アナリティクスで中退率の予測などの研究が既になされていますが,実施する教員と学生の双方に負担が少ない方法をコンセプトに検討しました.
試行的な分析として学生733名が各授業回に回答した理解度アンケートのデータを使い,クラスター分析でグループメンバーを活動状況によるクラスターに分類し決定木で仕分けた結果,最終的に評価が悪くなるグループの50~87%を仕分けられました.本手法を応用して,eラーニングシステムから自動的な介入を行い失敗を減らせないか考えています.
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