顔情報を用いた授業中の子どもの特性リフレクションシステムの開発
本論文の扱う「問い」
教育の質は教員の教授法だけでなく,授業中の子どもたちの姿にも現れるはず.子どもたちの映像の分析からそれが客観化できるのか?
本論文のここが面白い!
従来,教員は授業の振り返りをするために授業をビデオカメラなどで記録し,その映像を見返すことで評価していました.しかし,教師がいかに素晴らしい授業をしたとしてもその教授法が生徒にマッチしなければその効果は高くはなりません.本研究では,生徒の行動は教師の授業の面白さを反映すると考え,子どもたちの様子をカメラを用いて記録し,一人一人の子どもの顔情報を分析しました.その結果,AI で可視化された子どもの行動特徴と人手で判断された子どもの授業内活動への参加意欲がかなりよく一致することが示されました.
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