読書経験をリソースとしたポートフォリオシステムの設計と開発 ― b はbook のb ―
本論文の扱う「問い」
生涯にわたって学びの初学者から熟達者まで使い続けられるe ポートフォリオとはどのようなものか?
本論文のここが面白い!
「b ポートフォリオとは,読書経験(Book)をリソースとし,自らの考え(My Belief)の形成・更新を支援するポートフォリオシステムである.読書 → 読書記録として記録 → マイビリーフ化 → 読書 → …を繰り返して,生涯学習(Biography)を伴走するシステムになるのだ!(ポスターより)」.副題は「b はBookのb」ですが,読書経験は足場掛けでしかなく,多様な経験からの学びの成果をBiography にできるところが真骨頂です.さらにMy Belief には元経験のデータがリンクされるので,それ自体が学びのショーケースとなります.シンプルなのに汎用性が高くてすごいシステムです.
補足1:副題の元ネタは「ドレミの歌」ではなくてブラッドベリの短編集です.
補足2:全国大会予稿の図1 と図2 は中身が入れ替わっています.
https://scrapbox.io/files/61c9588ae0e10b0022d472ea.png