表現や創造を触発するオンラインアートワークショップの開発と評価
本論文の扱う「問い」
オンラインの美術教育実践として,想像の世界で絵を見る虚体験を提案し,どのような効果があるか報告します.
本論文のここが面白い!
オンラインワークショップは,さまざまな事情で教室や美術館に訪れることができなかった人にも美術教育の機会を提供します.本論文はオンラインでの鑑賞教育をどうしたら豊かにできるかを提案します.絵画の画像をオンラインでただ見るだけではなく,目を閉じて「想像の世界で絵を見る」という虚体験を取り入れたワークショップです.目を閉じた参加者の心の世界で描かれる絵画は個性的に変化します.それを他者と共有することで自らの想像性(創造性)に気づくことができるのです.本論文はこうした教育実践の効果を定量的・定性的に検討しました.
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