精神障害領域作業療法プログラムの改善段階が学習成果に及ぼす影響̶̶イメージ・自信・実習自己効力感に着目して̶̶
カテゴリ:設計
分  野:授業設計・インストラクショナルデザイン
【ショートノート】(Vol. 43, No. 1, pp. 49‒54)
吉村 友希(熊本保健科学大学)ほか
https://doi.org/10.14926/jsise.43.49
本論文の扱う「問い」
精神障害領域作業療法の3科目から成る教育プログラムを対象に,2科目を改善した段階と3科目すべてを改善した段階とで,学生のイメージ・自信・自己効力感が学習成果(実技試験・臨床推論課題)にどのように影響するのかを検討しました.
本論文のここが面白い!
本研究の面白い点は,単一科目ではなく,複数科目を束ねた精神障害領域作業療法プログラム全体を改善し,その効果を比較検討したところにあります.改善内容は,学生のつまずきに対応する形で,例として「疾患の回復段階の追加説明」「全体像把握のための解説動画」「事例報告書のチェックリスト作成」「ICF に基づく肯定的・否定的側面の議論」など,学習プロセスを支える工夫を加えたことです.これらを2科目改善と3科目改善で比較したところ,全科目を改善した学生のほうが,精神障害者へのイメージが自律的動機づけにつながり,自己コントロール行動が学習成果により強く結びつくことが示されました.プログラム全体の改善は,学習デザインの効果を引き出す鍵になると考えています.3科目改善プログラムが学習成果に及ぼす仕組み
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