プレゼンテーションのセルフレビューにおけるロボットプレゼン動作デザインの有用性
本論文の扱う「問い」
プレゼンテーションにおいて,初学者が十分かつ適切なセルフレビューを行えるようにする方法はないか?
本論文のここが面白い!
プレゼンテーションにおいて,非言語動作は重要な役割を担っています.そして,その改善にはプレゼンの見直しが必要です.しかし,自身のプレゼンを客観的に見直すことは容易でなく限界があります.また,初学者にとっては見直す点が明確でないという問題点もあります.さらに,自分自身のプレゼンテーション動作を見直すことは非常に大きな心理的抵抗感を伴います.
そこで本研究では,ロボットに自身のプレゼン動作を再現させ,その確認により得た気付きを自身の手でロボットに反映し再度確認する支援手法を提案しました.これにより学習者は,プレゼンにおける非言語動作の役割をより深く理解しながら,プレゼンの見直しを行えます.本研究のアイデアは,プレゼン以外の身体的動作を伴う活動にも応用できると考えています.
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