15.動画を提示(jspsych@7.0.0)
https://gyazo.com/58be89bb279a0d6b124e4c56787960a8
動画を表示するコードです。
これは,ダウンロードしたjspsychのexamplesフォルダにある例題です。
ダウンロードして利用する際は,jsファイルやmp4ファイルのパスに注意してください。
このファイルがある場所を中心に考え,どこに読み込むべきファイルがあるかを指定する必要があります。<script src=".." の ".."は,このhtmlファイルのあるフォルダの1つ上の階層(フォルダ)を指定しているという意味になります。
ヘッダーを見ていきます。
まず,jsPsychのライブラリーを読み込みます。
次に,動画を提示するためのプラグイン,plugin-video-keyboard-response.jsを読み込みます。
次に,テキストを呈示するためのプラグイン,plugin-html-button-response.jsを読み込んでいます(注)。
次に,preloadを読み込んでいます。
最後に,jsPsychのスタイルシートを読み込みます。
(注)音声と同様に,最近のwebブラウザでは,初めに動画を提示することができません。そこで今回は,動画を提示する前に文字を提示します。
次に<script>~</script>です。
initJsPsychで,jsPsychという名前の変数を定義しています。
次に,動画提示ですので読込の遅延が計測に影響ないようにpreloadの定義です。
次に,文字を表示するため,varを使ってpre_trialという名前の変数を定義します。
typeは,jsPsychHtmlButtonResponseとします。
stimulusは,max-widthを用いて領域の幅の最大値を600ピクセルに指定します。さらに,<p>を用いて,文章を2つのパラグラフに分けています。
choicesは,選択ボタンの名前を定義します。
次に,動画を読み込むため,varを使ってtrial_1という名前の変数を定義します。
typeは,jsPsychVideoKeyboardResponseを使用します。
stimulusは,動画ファイルを指定します,動画ファイルのパスに気をつけてください。
choicesは,キーボードの'y' または 'n' を選択させます。
promptは,動画に下に表示する文字を指定します。
widthは,動画の幅のサイズを指定します。
autoplayは,trueの場合,動画がロードされてすぐに再生されます。
rateは,再生される早さを指定する事が出来ます。普通の速さは1,<1の場合は再生速度は遅く,>1の場合は再生速度を速く設定できます。
response_ends_trialは,trueの場合,参加者がボタンを押すとすぐに動画を終了する設定となります。
次に,varを使ってtrial_2という名前の変数を定義します。
type,stimulusはtrial_1と同じです。
choicesは,"ALL_KEYS"です。
response_ends_trialがtrueの場合は,trial_durationで定義した時間より前でもキーを押すことによりtrialを止める事が出来ます。falseの場合は,trial_durationで定義した時間までtrilaを止める事が出来ません。
response_allowed_while_playing: falseは,動画が流れている間のボタン押しを禁止しています。
response_ends_trial: trueと response_allowed_while_playing: falseは,response_allowed_while_playing: falseが優先されます。
最後に,jsPsych.runで,preload, pre_trial, trial_1, trial_2の提示順に読み込んでいます。
https://gyazo.com/ad42b4e5fba2e91518e9cc11e5c8afe2
【目次】