参考文献
読書リストを兼ねて。
0 二回試験必携
(1)デイリー六法
(2)応試心得
1 各科目のバイブル
必ず複数回,目を通しましょう。
(1)民裁起案のガイド(民裁)
(2)「最終準備書面」の起案に当たって(民弁)
(3)刑裁導入起案のための事実認定ガイド(刑裁)
(4)検察終局処分起案の考え方
(5)刑事弁護実務(のうち105頁)(刑弁)
2 教科書・参考書
(1)民裁
ア 要件事実
『改訂問題研究要件事実』(法曹会)
『事実摘示記載例集』(白表紙)
↑ここまでは,必須。
『紛争類型別の要件事実』(白表紙)
↑ここまでやれば,安心。
『民事訴訟における要件事実一巻』(白表紙)
『民事訴訟における要件事実二巻』(白表紙)
↑総論は読んでおいた方がいいと思います。
条文に沿っての解説は,辞書的に。
イ 事実認定
『民事訴訟における事実認定』(法曹会)
ウ 民事裁判手続
『民事訴訟第一審手続の解説』(白表紙)
出てくる条文を全てデイリー六法で引きながら,これを通読すれば,基本的に問題なしだと思われます。
『民事訴訟講義案』(司法協会)
民訴の基本書としては,これが一番よいような気がする。
エ 民法の基本書
条文・判例を,要件→効果という形で淡々と説明しているものが使いやすい。
なんだかんだ言って,我妻の『民法講義』は優れている。
(2)民弁
『民事弁護の手引』(白表紙)
『民事弁護教材 民事執行』(白表紙)
『民事弁護教材 民事保全』(白表紙)
『民事弁護教材 証拠収集』(白表紙)
『保全・執行トレーニングテキスト』(司法研究所)
(3)刑裁
ア 事実認定
(ア)犯人と被告人の同一性
『刑裁導入起案のための事実認定ガイド』&『参考記録』(白表紙)
犯人と被告人の同一性は,事実認定ガイドのQを全てやれば,基本はつかめるはず。
『藤井「入門」』(白表紙)
供述の信用性判断の基本。
(イ)構成要件等の刑事事実認定
『刑事事実認定』など
イ 刑事裁判手続
『刑事第一審公判手続の概要』(白表紙)
Qを全部考えましょう。
ウ 適条表
『法令の適用について』(白表紙)
『刑事判決起案の手引』(白表紙)
(4)検察
ア 終局処分起案
(ア)書き方
『検察終局処分起案の考え方』(白表紙)
何度も読みましょう。
(イ)刑法各論
何でも。
教官は,大コンメンタールの一読を勧めていましたが……。
(ウ)起訴状
『犯罪事実記載例集』
イ 刑事手続
『検察演習問題』(白表紙)
二回試験の手続問は,ここからしか出題されないそうです。
(5)刑弁
『刑事弁護実務』(白表紙)の105ページ
これが全て。(教官談)
それ以外の教材は,刑弁に関しては,全く不要です。
3 演習教材
(1)民裁
『改訂問題研究要件事実』(法曹会)
この15題を完璧にすることから,要件事実の勉強は始まる。
『事実摘示記載例集』(白表紙)
はじめの方に載っている表を見て,訴訟物を記載し,ブロックを組んでみる。全部できれば,だいたいOK。
『要件事実論30講』(弘文堂)
解説付きの演習問題としては,これが一番いいと思います。(解説内容が,今の教官室の見解と近いから。)
岡口裁判官の『要件事実問題集』は,よい本だとは思いますが,今の教官室見解とは,わりとずれています。だから,二回試験対策としては,個人的には,あまりおすすめしません。
『民事演習教材』(司法協会)
『民事演習教材2』(司法協会)
昔の白表紙。
前期起案のレベルらしいが,十分勉強になる。
解答・解説がないのが玉に瑕なので,勉強会形式で使用するとよいと思います。
『民事訴訟実務の基礎』(弘文堂)
記録及びそのブロックがついています。
教官室見解に近い。
(2)刑裁
『参考記録』
数年前の二回試験問題らしい。
4 論証の考え方,文章の書き方など
(1)論証
『新版 論理トレーニング』
『論理トレーニング101題』
(2)文章の書き方
『民事判決起案の手引』(白表紙)
『刑事判決起案の手引』(白表紙)
『理科系の作文技術』『「超」文章法』など,何でもいいと思います。
(3)起案における言い回しなど
『結構な御手前科目別御作法集』(司法研究所)