第2 論証の構造把握の練習(解答)
※本ページの①,②……と問題編におけるⅰ,ⅱ……は対応します。
1 基本
https://gyazo.com/d25865e21f2285a0414583cf54170567
導出の数は,ひとつ。
①と②が合体することによって,はじめて③の根拠となる。
このような論証を,合体論証と呼ぶ。
https://gyazo.com/d162bb30d5d937773b168320db93cfd4
導出の数は,ふたつ。
③←① と ③←②
二つの論証が単に合流しているだけ。①だけでも根拠になるし,②だけでも根拠になる。
このような論証を,合流論証と呼ぶ。
(3)合体論証? 合流論証?
https://gyazo.com/b8e66e27466940c0eec77c9b3c869094
①と②の両方が合体してはじめて,③の根拠となる。だから,合体論証である。
2 応用
(1)論証が重なることもあります。
https://gyazo.com/ae2ee5154e15e610ac2994309f5165f7
【考え方】
結論は,⑥。
⑥への導出は,二つ。①から⑤のまとまりと,⑦。この二つが,合流論証。
①から⑤のまとまりのなかで,直接に⑥を支えるのは,①+⑤の合体論証。
②③④は,⑤にいたる根拠となっている。
⑤への導出は,②+④の合体論証ひとつ。
③は,④の根拠。
(2)これはもう少し単純
https://gyazo.com/12e49ab12125681ded54b6b3dbcf10fe
【考え方】
結論は,⑤。
⑤への直接の導出は,①+④の合体論証。
①への導出として,②+③の合体論証。
3 もはや遊び
(1)〈次郎の独白〉
https://gyazo.com/70d480510b064fcb467469047febb6ac
(2)〈花子と太路の会話〉
https://gyazo.com/7d9fc72058d6a95c8e1c5ad1fd9acae7
4 どこかで知ってる事例より
(1)民裁事実認定起案2
https://gyazo.com/8ded25f5246951b0c486cbadb620b315
実は,この論証の方は,2(1)と同じ。
このように,論証の中身が異なる場合(結論,根拠の命題内容が異なる場合)でも,論証の構造が同じになる場合というのは,多々ある。
(2)刑事一審解説参考記録①
https://gyazo.com/1cded8d2203bf539bef0d484d1fc680b
参考:間接事実図
https://gyazo.com/8df216996824d169c054fdfe885a88f1
(3)民弁隠れ起案(ちょっと改変)
https://gyazo.com/04fca227bfeed7db33d6260dd993a13f
(4)刑事一審解説参考記録②
https://gyazo.com/11f9d41107fd28cae649ce611b731a40
参考:間接事実図
https://gyazo.com/1350d09e59d0a246a76ae115a2892667