徹底的に数字で考える。
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深沢真太郎・著 フォレスト出版
◆著者が本書で厳選した8つの手法
・「どれくらい価値があるか」を数値化する
・「どれくらい増やせるか」を数値化する
~ABテスト~
・「どれくらい影響するか」を数値化する
・「どれくらいリスクがあるか」を数値化する
・「どれくらい関連がありそうか」を数値化する
・「どれくらい必要か」を数値化する
・「どれくらい安全(危険)か」を数値化する
問題を作れない人は永遠に問題解決できない
「具体的な答えを出す問題として未完成なもの」を前にしたとき、私たちがすべきことは「解決する問題をもっと具体化」することです
事実(数字)ベースで語らないと、簡単に「ウソつき」認定される
数字で考えることのファーストステップ。それは「定義する」ことです。まず、「売り上げ-費用=利益」という当たり前の計算。これもビジネスで使う文章のひとつです。この利益とは、「売り上げと費用を組み合わせてできるもの」です。そして3つとも数字。つまりコトバです。3つのコトバを関連づける行為が「計算」とは言えないでしょうか
「数字で考える」とは2種類あります。
・ファクト(事実)ベースで考える
・アサンプション(仮定)ベースで考える
難しい問題は、小さく分けて考えなさい
◆数字を読み解く手順
1.いまから何をするのかを定義する
2.そのために必要なデータを特定し、ほかは捨てる
3.必要なデータだけを読み解き、成果物を作る
・「傾向」と「異物」を探す。そのためにまずはデータをビジュアル化してしまう
1→(2倍)→2→(4・5倍)→9増え方に注目します。1は2倍と4・5倍という2回の「増加」を経て、9という数字に増えました。ではこのモデルの平均増加は何倍でしょうか。2度の増加で9倍になっているわけですから、その平均は3倍と考えることができます
使えるリソースの1%~2%くらいを使ってABテストを行い、それですぐに判断するのがいい
人件費と利益、そして広告費と利益、それぞれどう関連しているのか。それは数字で捉えるとどうなっているのか。関連を数で捉える。これはまさしく数学的な視点であり、皆さんが学生時代に学んだ「関数」にほかなりません。なお、このような考え方は「感度分析」と呼ばれる分析手法をベースにしています。例えば手の人差し指をどこかにぶつけてもそれほど痛くはありませんが、足の小指をどこかにぶつけると涙が出るほど痛い。これはすなわち、足の小指のほうが身体へのダメージが大きい、感度が高いとも表現できないでしょうか 強い相関関係が認められる場合、もう一歩先まで進めたくなります。そのもう一歩とは、その関連の仕方を数学的モデルにしてしまうこと。結果として「具体的にどのくらい?」に答えられる数字を作ることができます。それができれば、確保したい広告予算、明日の来店客数、社歴がどう成果に影響しているかなど、自分の提案や主張の裏付けを数字で語ることができます
この安全度の数値が大きいほど、損失が出にくい商売であることを意味します