創造的論文の書き方
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伊丹敬之
有斐閣 (2001/12/1)
2020/3/4読了
ざっと読んだけど、時間を置いてもう一度読みたい。
”いい研究”とは、多くの人が意義があると思える原理・原則に、たくみに迫ったものである。そして”いい文章”とは、自分が発見したあるいは自分が真実と考える原理・原則がなぜ真実と言えるのか、説得的にかつわかりやすく述べたものである。 他人に説得する方法
1.データをものすごくたくさん集めて、とにかくこれだけ大体成立しているということが言えます(あくまでも大体)。大量にデータがあるから信じてください。これが統計的方法が指向している基本的な説得の仕方。
2.かなり演繹的な仕方:誰しもが認めそうな理論的な前提を置く→その前提の上に演繹論理を積み重ねて行くと、この理論的命題が正しいということになる、と理論の展開をきちんと説明する。そして、おそらく現実はその前提とした物を満たしていると思うから、したがってこの理論的命題が現実に打倒しているはずである、と説得しようとする。 こんなに頭よく長い論理をつくったんだから信用してくれ、ということ。
3.データの切れ端を少しずつ集めて、それを論理でつないでいくと、大体こういう絵になる、だからデータの切れ端と論理の全体の合わせ技で、説得的と思ってくれ、という方法。
今やっている自然科学系のはだし研究はここjunkaneko.icon
文章が論理をドライブ(前に進めていく、切り込んでいく、動かしていく)する。こういう文章を書いていると思える人の本をたくさん読むこと。
誰だろう。。リバーマン、Hollanderjunkaneko.icon
論理を頭の中で全部考えるのではなく、書きながら論理を積み上げていく。
概念の厳密な定義、自分の使う変数の定義はきちんとする。(p88)
目的狭く、見通し広く