仕事を減らす
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『仕事を減らす』田中猪夫・著 サンマーク出版
◆目次◆
序 章 仕事を減らす「小さなイノベーション」とは
第1章 仕事を劇的に減らす3つの思考ステップ
第2章 伝え方に小さなイノベーションをもたらし「仕事を減らす」
第3章 「仕事を減らす」決意を揺るぎないものにする
第4章 会社を巻き込みダイナミックに「仕事を減らす」
第5章 仕事を減らし、できた時間で「人生を拡張する」
おわりに
◆3つの思考習慣
1.「引いて考える」
2.「組み合わせ」
3.「試す」
著者は、「ロケット開発の父」として知られる糸川英夫博士主催の「組織工学研究会」が閉鎖されるまでの10年間、同会を支え続けた事務局員。Creative Organized Technologyを専門とし、本書では、その考え方と実践を説いています。
「頑張る」だけでは、1日8時間の仕事を7時間に短縮することはできますが、著者のように、1日の仕事を1時間で終わらせることは難しい。
大胆に仕事を減らし、<できた時間で「人生を拡張する」>(著者の言葉)には、クリエイティブな思考習慣が必要なのです。
赤ペンチェック
玄関から部屋に上がるときに、靴を脱ぎ散らかす子どもがいた。「靴を脱いだら揃えなさい!」と、何度注意しても聞く耳なし。母親はイライラが募るばかりだった。あるときチョークで玄関の床に、子どもの靴にぴったりの足型を描いた。すると子どもは自然と靴を、そこに揃えるようになった
運動習慣のない人は、関節の可動域が狭まって筋肉が衰えてしまう。しかし生活に「不便さ」を取り入れれば可動域は自然に広がる
「仕事を減らす」小さなイノベーションを起こすには、まず「引いて考える」というフェーズが必要だ。「引いて考える」目的は、困りごとの裏に隠された使命が何かを明確にすることである
マクドナルドを利用する人の多くは、マクドナルドを、“ハンバーガーを売る会社”と考えがちだ。しかし経営の視点で「引いて考える」と不動産業となる。マクドナルドの直営店とフランチャイジーの比率は全世界では1対9、日本では3対7とフランチャイジーが圧倒的に多い。これは大多数の店舗で、マクドナルドの本部が出店予定地と建物と設備を取得して賃料契約をするということだ
(1)引いて考える
(2)使命を明らかにする
(3)使命を達成する手段(小さなイノベーション)を探す
(1)視点を「引いて考える」
(2)時間軸を「引いて考える」
(3)比較し「引いて考える」
ラインが楕円だと、中心に駐車しようとするため、隣と左右等間隔で駐車されやすい
生き残れる人は、すべてを「成功の過程」ととらえる
「組み合わせ」の対象は身近なところから
・現在
・自社、同業他社やほかの業界
・技術の歴史
・日本の歴史
・世界の歴史
手にひらに何もない人にはお金は集まらない
新規営業が最小構成のものを多くの顧客に販売すると、アップセルやクロスセルのチャンスが膨大に増え、既存営業の売上が急増する可能性が高い
事実、著者自身がAIをフル活用して本書を書き上げており、これは面白い実践例だと思いました。