コンサルタントの父が大学生の娘に教えるシンプルな会計
2023/11/21 のほほんに注文済み
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『コンサルタントの父が大学生の娘に教えるシンプルな会計』和仁達也・著 かんき出版
◆目次◆
はじめに
本書の登場人物
序章 会計をシンプルに理解するために「5分だけ」経営を学ぶ
第1章 会計の数字は「2つのパズル」でシンプルに読み解ける
第2章 会計がシンプルに身につくブロックパズルのつくり方と使い方
第3章 起業の準備や業績アップにもブロックパズルが効く
第4章 ブロックパズルを使って部門別に利益を積み上げる
第5章 値上げを実現するにもブロックパズルは使える
第6章 取引先選びや就活にもブロックパズルは応用できる
おわりに
本日ご紹介する一冊は、完璧に初心者目線で書かれた会計の本。しかも、経営コンサルタントが起業準備中の大学生の娘に教える、というコンセプトですから、現在学生の方にとっても、サラリーマンにとっても、起業家にとってもわかりやすい。
高度な分析や決算書の作成などには向きませんが、その分ざっくりと要点を学ぶことができます。
著者が「お金のブロックパズル」と呼ぶシンプルな図を使って、損益計算書も貸借対照表も理解できるので、会計初心者の方はぜひ読んでおくといいでしょう。本書が有用なのは、このブロックパズルを使って、経営をどう改善すればいいか、分析のポイントが書かれていること。
引用
第一歩は「お客様のお困りごと」を見つけること
会計とは「お困りごと解決」をお金に換算すること
お困りごとの解決によって「報酬」が生まれる
決算書とはお金の「流れ」と「状態」を示すもの
損益計算書(PL)~「どれだけ儲かってるの?」売上から経費を除いて、いくら利益が出たのかを示したものが損益計算書(PL)
貸借対照表(BS)~「どれだけお金があるの?」企業が持っている資産の状態を表したのが貸借対照表(BS)
発生主義と現金主義のギャップを埋めるために必要になるのが、キャッシュフロー計算書です。1年間の現金の出¥入りをまとめて、最終的に1年間でお金がいくら残っているのかを計算した報告書です
BSの右側は、『よそからの借入』や『本業の利益』など、どこからお金を調達したかの『実態』を表す。そして左側は、『現預金』『在庫』『車』などのように、調達したお金をどんな形で保有しているかの『表現方法』を表しているんだ
お困りごとをたくさん解決したほうが、成績もよくなる
社員の給料を上げたいなら、内部留保に頼らず、利益を増やすしかありません
BSとは『お困りごと解決チーム』の累計の成績表
PLとは『お困りごと解決チーム』の今期のテストの結果
PLの最終的な利益がBSの純資産につながる
「変動費を減らす工夫」=「粗利を増やす働き方」
黒字倒産になる主な原因
1.過剰な在庫を抱えているとき
2.売掛金が回収できなかったとき
3.過剰な投資をしているとき
「商品開発部」では、どうやって客単価を上げるかを中心にディスカッション