超・時短ハック
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『超・時短ハック』鈴木真理子・著 vol.6568
本日ご紹介する一冊は、20代で知っておきたい仕事術・時間術の基本を書いた一冊。著者は、三井海上火災保険(現三井住友海上)を経て、ビジネスコンサルタントとして独立した、株式会社ヴィタミンM代表取締役の鈴木真理子さんです。著者は、企業研修や公開セミナーで、自らの失敗を告白しながら、ミス・ムダ・残業を減らすヒントを提唱している方で、本書でも、日本の低い生産性の元になっている、「3大ムダ」を中心に、改善法を提案しています。
日本の低い生産性の原因「3大ムダ」
上司から頼まれるだけの状態から、どうやって主導権を握り、正確・かつ効率的に仕事を進めていくか。そのための秘訣が書かれています。職場のデスクの片づけ方法や道具の選び方、メールの処理方法、スケジュールのコツ、事実を客観的に伝える方法、間違いのない修正依頼法、進捗確認まで、じつに細かい。個人的には、自分が十数年かけて修得した内容がコンパクトに書かれていて、何か時間を損した気分になりました(笑)。
ベテランでこれができていない人はいないと思いますが、基本動作の確認として、ぜひ読んでおきたいところ。若手社員に読ませれば、職場全体が効率アップすること、間違いなしです。
引用
ミスをすると自分で自分の仕事を増やすことになるので、正確さを目標にしてください
主導権を握れば仕事が楽しくなる
書類やモノの住所を決めておき、「取り出す」「戻す」作業が考えずともできる環境にしておきましょう
書類は寝かせない、重ねない
仕事の見える化とは、業務の流れやスケジュール、タスクなどをひと目でわかるようにしておくこと
仕事の道具はワンベストにする
3定といって「どこに(定位)」「何を(定品)」「いくつ(定量)」でルールを決めておくといい
期待や役割を確認してから着手する
手帳やスケジューラーに持ち物を書いておく
毎日ToDoリストを作る
自分ひとりでできる仕事と、相手のある仕事をする場合、相手のある仕事を優先します。なぜかというと、ひとりでできる仕事は時間の融通がきくから
月曜日の午前中と金曜日の午後は他人との予定を入れず空けておきます
自分と他人にアポをとる
暇な時期は、いつかやろうと先延ばししたことに手をつけましょう
仕事を頼むときは、6W3Hを使いましょう。「誰が(Who)」「誰に(Whom)」「何を(What)」「いつ(When)」「どこで(Where)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」「いくつ(how many)」「いくら(How much)」を伝えるのです
どうしたら客観的な事実を伝えることができるでしょうか。それは数字を使うことです。例えば、「朝早く」は「午前9時」、「今週いっぱい」は「11月15日(金)18時必着」というように数字を入れて伝えるようにしましょう
変更や修正は「対比法」で伝える
2回目は5割くらい、3回目は7~8割くらい済んだ時点で、というようにこまめに確認をとる
社外の人と仕事をするときは、連絡手段の優先順位をたずねましょう
1メールで1用件にする
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◆目次◆
はじめに 時間と戦うあなたへ
本書の見方
第1章 時短力が身につけば、毎日がもっと楽しくなる!
第2章 実行力を爆上げする段取りのハック
第3章 仕事を円滑に進める時間管理のハック
第4章 手戻りをなくすコミュニケーションのハック
第5章 一発OKをもらうメール・文書・資料作成のハック
第6章 仕事も人生も充実する生活習慣のハック
第7章 知的生産力を上げる勉強・自己投資のハック
時短が進む! 便利サイト
おわりに 思い立った今がチャンス
参考文献・資料