プロが教える億を稼ぐ文章術
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『プロが教える億を稼ぐ文章術』(中村淳彦・著/夜間飛行)
ノンフィクション作家・中村淳彦氏(『東京貧困女子』『名前のない女たち』などで知られる)が、自らの体験をもとに「文章で食べていく」ための戦略と技術を体系的にまとめた実践書。著者は会社員をしながら副業でライターを続け、累計120万部を超える著作を通じて実際に「億」を稼いだ人物である。
■ 目次
第1章:文章を資産にして複利で稼ぐ
第2章:ブルーオーシャン戦略
第3章:傾聴と取材
第4章:人の言葉を文章にする
第5章:推敲の技術
あとがき:商業出版によるマネタイズの基本
■ 内容の特徴
Q&A形式で、著者が主宰する文章講座「悪魔の傾聴ライティング」の受講生の質問に答える構成。
一般的なライター論とは異なり、現場観察・傾聴・戦略構築を中心に「文章を資産化」する方法を解説。
「五感を使った取材」「ブルーオーシャン戦略」「非言語情報の収集」「推敲の技法」など、具体的な手法が多数紹介されている。
■ 主なポイント
1. 五感で取材する
無名の人物やネット上に情報のない対象にこそチャンスがある。第一印象、匂い、音、表情など、現場の感覚情報を重視する。
2. 専門分野は「不人気×読者が存在する」領域を狙う
著者はAV業界や貧困問題など他者が避ける領域で独自ポジションを確立。これにより記事同士が「線でつながる」ブランドを形成した。
3. 傾聴の技術
「ピックアップ・クエスチョン」=相手の発言を拾って即時に短く質問。
「環境を変えて語りを引き出す5ポイント」=場所・時間・同行者・装い・姿勢を変えることで本音を引き出す。
4. 文章の資産化・複利化
一度の取材を多角的に展開し、他媒体・書籍・映像化などで再利用する「複利思考」を推奨。
5. テーマの感度を磨く
日常の中に「物語」が眠っている。取材対象の中に社会的テーマを見抜くセンスが稼ぐ力につながる。
■
観察力・取材力・文章化の三拍子が揃った、取材系ライター必読の教科書。
『調べる技術・書く技術』(野村進)と併読すれば、書き手としての洞察力が飛躍的に伸びる。
プロ志望者だけでなく、副業で文章を仕事にしたい人にも実践的。
■ 総評
単なる「書き方指南書」ではなく、観察と戦略で“現場の真実”を収益化する実戦的ライティング論。
感性と構想力を両立させたい書き手に強く推奨される一冊。