もし私が人生をやり直せたら
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『もし私が人生をやり直せたら』キム・へナム・著 岡崎暢子・訳 ダイヤモンド社
【目次】
chapter1 30年間、精神分析専門医として働いてわかったこと
・人生は、いつ、どこからでも変えられる
・時には義務と責任を放りなげよう
・「無気力の沼」から抜け出す方法
chapter2 患者たちに言えなかった、今だからこそ話したいこと
・健全な大人にふさわしい10の条件
・職場にいる嫌な人との「楽なつき合い方」
・「さみしいけれど、かまわれたくない」の正体
chapter3 パーキンソン病の私が、楽しく生きている理由
・「心から憎い相手」を許した本当の理由
・他人から振り回されずに自分を守る「4つの視点」
・つまらない毎日を「特別な1日」にする意外な処方箋
chapter4 40歳で知っておきたかったこと
・40代の罠ーー自分の生き方を再点検しよう
・人生には休み時間が必要だ。でもどう作る?
・家族とは、この世で一番親しく、そして憎み合う存在
chapter5 もし私が人生をやり直せたら
・何度だって失敗して、それを喜びたい
・どんな瞬間でも、私は私を信じたい
・そして静かに死を迎えたい
著者のキム・へナムさんは精神科医で、2001年に42歳でパーキンソン病と診断された人物。ベストセラー『心理学が30歳に答える』をはじめ、数々の書籍を世に出し、韓国では累計100万部突破の人気著者として知られています。難病と闘い、今もまだ精力的に活動中の著者が、「人生の残り時間」を後悔なく生きる43のヒントを提示したのが本書『もし私が人生をやり直せたら』です。自身の体験から来るメッセージも強烈ですが、精神科医として多くの患者を診てきた著者だからこそ言えるアドバイスが光る。読者を励ましたり、過去の呪縛から解き放ったり、そっと背中を押してくれる言葉が満載で、これを読んでアドバイス通り生きたら、人生の後悔はなくなるんじゃないかと思いました。
インターネットによりあらゆる選択肢が示された社会で、われわれは日々、選択肢の豊富さや選択の正しさを追求していますが、本当に大事なのは、自らが行動し、経験、学習して道を開くこと。そしてその先で、人間的魅力を身につけることです。職場や家族との人間関係に悩んでいる人、起業や結婚などの決断に一歩踏み出せないで悩んでいる人に、特に刺さる内容だと思います。また、齢を重ねて健康を損ねてしまった人、パートナーシップに変化が訪れた人にも、ヒントとなる内容です。
引用
どんな選択をしたとしてもうまくやっていけるのだから、勇気を出して、まずは一歩踏み出してみましょうよ
1つだけ私が後悔していることがあるとすれば、人生をあまりにも「宿題をこなすように送ってきたこと」
何事も完璧にやり遂げようとする欲望を手放し、放りっぱなしだった自分自身を大切にしながら生きようと決心した
最初から全部そろえようとしても大変だし、完璧だと思っても、後からまた必要になる物も出てくるし。だから、何でも少しずつそろえていけばいいのよ
私の経験上、誤った道というものはありませんでした。失敗したって、そこから学び取れば次から失敗しなくなります。また、その時は道を誤ったとしても、後になって思えば、逸れた道のほうに新たな学びがあり、人生を豊かにしてくれたこともありました
皆さんもぜひ、すまし顔をしながら心の中で泣いたりしないで、堂々と初心者らしさを出していきましょうよ。たった一度失敗したくらいで気後れしたりしないで、ただ一言、こう言うのです。「初心者でわからないので、教えていただけますか? 一生懸命学びます」と
時には義務と責任を放り投げよう
小さくともできることをひとつひとつ見つけていくうちに、いつの間にか無気力の沼から抜け出せている
会社の人間関係は「ほどほど」でいい
「傷つけられた」と感じる時は、自分が願っていたことが本当に正当なものであったかを考え直す必要があります
友人のことをうらやんでいると自覚したら、自分は影響を受けやすい人間なのだと認めればいい
老年期こそ、好奇心に任せて学ぶことが毎日を楽しくやりがいのあるものに変えてくれます
少しでも愉快に年を取るために必要なことがあります。「自己超越の能力」です。平たく言えば、「他者に関心を持つことと、世の中に目を向けること」。つまり自己超越の能力とは、他の人の喜びも自分事のように喜べる力であり、また、何事にも関心を持てる力、次世代の未来に投資できる力でもあります