キリスト教入門が思いのほかおもしろかった理由
『キリスト教入門 (岩波ジュニア新書)』を読み終えました。
読む前の予想に反して、断片的にしか知らなかったキリスト教にまつわる知識が体系的に整理されてとてもおもしろかったです。
思いのほかおもしろかった理由を整理してみます。
断片的、部分的に知っているワードがあって馴染みがありました
新約聖書、キリストの復活、カノッサの屈辱、ロシア正教、プロテスタントetc という感じで、単語として聴いたことはあるけれどどのような内容なのかうまく説明できないレベル、が次々に取り上げられて興味をそそられました。
話の展開が全く知らない人向けでレベルが合っていました
著者が非キリスト教のひと向けに「教養としてのキリスト教入門」として書いているので、いまの自分にある断片的な知識でも読み進めて、適切に理解することができました。
キリスト教に関する理解を根本的かつ体系的に整理されました
キリスト教に関して聖書の内容からはじまり、イエスの生誕、中世における発展、プロテスタントの歴史、現代社会におけるキリスト教の状況など、一連の歴史と知識を体系的に学べて関連性をもって理解できました。
知らなかった意外性のある発見がありました
キリストは本来ユダヤ教を布教していたことや、カトリックは体系的な組織なのに東方正教会は国ごとに独立していることなど、全然知らなかった意外な気づきがありました。