嘉数高台公園にて
from 20260416 #0416
嘉数高台公園にて
わけあって沖縄にきており、夜に時間を持て余したところ、パープレに「嘉数高台公園に行って普天間基地を眺めてきたら?」とサジェストされて、そのセレンディピティのまま嘉数高台公園に足を運んだ
きてみると、地球を模した塔が建っており、中には戦前・戦中・戦後の宜野湾の小史のパネルがあり、さらには「普天間基地返還の暁にはこんな薔薇色の未来が待ってるぜ!」みたいなパネルが連なっているのだが、辺野古で悲しい事故があり、さらには世界情勢がこんだけ混迷を極めている中で「早くて2036年」などというタイムスパンの話が地元住民にとって受け入れ易いものでは到底ないことは想像に難くない
自分は小学生の頃に「いつか新幹線が開通するんだ!」というコトで福井駅に新幹線の高架だけが佇んでるのを学生時代の通学の際に眺めて通っていたものだが、実際に開通したのは自分が上京してだいぶ経ってからのことである
未だに北陸新幹線は金沢までしか乗ったことがないので、量子力学的にはまだ開通していないかもしれないのだ(←?)
沖縄戦といえば、ハクソー・リッジでかなり辛い気持ちになった………のが最近とおもったが、公開はもう10年前!?で驚いた
塔には昭和60年の軍縮・核廃絶を求める宣言を引用した碑があるのだが、96年に返還が決まって30年も経っているのに、目の前の夜闇の中に煌々と滑走路の灯りが点っているのは一人の日本人としては非常に忸怩たる思いだ
軍縮、核廃絶という意味では後退していすらあるというのは情けないちゅーか、人類は愚かだなと改めて……
あとは塔の構造のせいというのも多分にあるとおもうのだが、プロペラ機が上空を通ると回転の音が反響して非常にやかましい
やや無責任ではあるが、あくまでアウトサイダーとして普天間基地とその近隣を眺めていると、なんというかこう、日常と非日常が同居している感じがするというか、ほんのすぐ近くまで「暮らし」が存在している鼻先に軍用機がウロウロしている様というのがなんだか不思議だ
また、アウトサイダーだから「やかましい」程度で済んでいるが、時々モノが降ってきたり、墜落したりしてくる「かもしれない」というベースラインの恐怖値があるよなあ、みたいなことは感じた
たまたま入った沖縄そばの店に琉球新報が置かれてたので読んでたんだけど、つい最近も不時着したみたいな記事が書いてあって、そんなことは露ほども知らなかったので、やはり自分は無責任な本土人なのだなあ、とおもったりもした
ちなみに、同じ号で「伯山センセが600人キャパの箱を盛り上げていったぜ!」みたいな記事もあって、そういう呑気な記事だけが琉球新報に載るような社会になるといいなあ、と