信仰に生きる男たち
信仰に生きる男たち
遊郭編の柱の人は、懇ろの女性が3人いるそうだが、本命はおやかた様なんじゃないかという話を妻としていた
さもありなん、という気がしていて、フィクションでは様々な信仰に生きる男たちが描かれてきた お話の展開上、彼の信条は正しかったわけだが、ISのやタリバンのそれと何が違おうか 勝てば官軍とはよく言ったもので、議事堂襲撃から新たな政体が誕生すれば議事堂襲撃については評価がひっくり返って、襲撃に参加した人々は英雄ということになろう 鬼滅の刃という作品は立志編の時点で危うい作品だなと感じていて、それは鬼殺隊という組織がテロ組織のそれにしか見えないのと、主人公たちは少年兵としてリクルーティングされた人々という残酷な話に見えるからなんじゃないかと タリバンが今夏にカブールを制圧した時の写真は、タリバンの柱たちの集合写真のようにみえた プリークエルでもかつて全盛期のジェダイは子供たちをリクルーティングしていたし、よきことのように見えるようになっているが、その思想や信条が少しでも違えば非常に恐ろしい話なんじゃないかとおもう 同様に進撃の巨人の調査兵団という組織もなかなかカルトじみてて狂気を感じるが、シリーズ後半ではエレンがすっかり教祖然としてくるので意図的にそういう描き方をしているのかもしれない このシリーズでもカルトにリクルーティングされた少年少女兵の話なんだよなあ…
大祖国戦争という信念によって戦ったソ連兵がどれほどいただろうか 最近読んだ京極夏彦の河童という話でも、先の大戦を自らの信仰のために戦った男が描かれていた 香港や、台湾の情勢が悪化する中で民主主義という信条を貫いている人は男女関わらず多くいるようだが、果たして自分が何かそこまで信念を持って活動できるか?と問いかけると甚だ自信がない 極端な話だけど、今我が国でクーデターが起きて王政復古的な政体が誕生したとして、自分はどれぐらい抵抗するのだろう?日本共産党が政権をとったとして、天皇制を廃し中国共産党一党独裁のような政体に変わったとしたらどうだろう? 例えば、華氏451のように本や映画が焼かれることが良しとする人が過半数を超えたらどうだろう? なんだかんだ順応してしまうんじゃないかという恐怖がある
実際、HPVワクチンでは残念な形で現実に投影されてしまっているとおもうが、同様のことがこれから起きた時に、自分は果たして科学という信奉にどれほど殉じることができるだろうか?