何が熟議なのか
何が熟議なのか
自民党が少数与党になって、熟議の国会、などとスローガンが掲げられていたものだったが、フタを開けてみれば結局はしょうもない政局政争をしていてなんだかなあ、という暮れを過ごしている そもそもくだらないワンイシューポピュリスト政党と化した国民民主党は衆院選の時点から冷めた目で見ていたのだけども、自民党は自民党でソレに意外とマトモに取り合うんかあ....と思っているのも束の間、恐らく自民党側はどっかで妥協点を見出したいと考えて協議に臨んでいるんだろうけど、国民民主党側は丸呑みか否かという極端な闘争をしていて、そういうとこだよなあ....とおもったりした そうかと思ったら、いつの間にか前原に首を挿げ替えた日本維新の会がなぜか教育無償化をネタに自民党に擦り寄りはじめて、お、おう....という 確かに買い物で考えたら維新の要求の方が圧倒的に安上がりに済むので「やっぱゆ党はサイコーだな」という顔が透けて見える
小沢が「政権を獲れば好きな政策をやれるのに....」とボヤいているのがなぜかマトモに聞こえてしまう
ここで前原が登場してきて、よく見る顔というのがだいたい固まってきたんだけど、前原玉木って旧民主党の右寄りの連中が出てきて、一応流れを汲む立憲民主党は野田で、自民は左寄り(なのか? アジア版NATOはどうした?)の石破ってのが絶妙に中道に寄るバランスになってんのかなあ、という感じがした なんというか.....ここまでの流れで何かが熟議されてる感じが全然しなくて、国民民主党は財源について聞かれると一貫して話をすり替えるというレトリックを徹底しているので熟議のじの字もなく、到底話し合えるスタンスにみえないんだよなあ...
しかし、反対サイドをみると自民党は自民党で公開方法工夫支出とかいう一発ギャグを披露してきて、苦笑いした アメリカではもうすぐトランプ政権が発足されるらしいけど、トランプに先駆けてトランプ的な政策を採ってきたアルゼンチンのミレイがトランプに持ち上げられてたらしくて、なんとなくこの緊縮路線を巨象アメリカがやるのかあ....と想像するとなかなか暗い気持ちになるなあ 今はまだ我が国では片鱗でしかないけど、国家社会主義ドイツ労働者党はものの10年ほどで権力を奪取しているわけで、トランプやミレイ的なスローガンのポピュリスト政党がインターネットを駆使して選挙をハックして組閣するところまである程度見える感じがして結構怖いなあとおもう