メメントみてきた
最初はルールがよくわかってなくて、カラーパートが逆行(順番が)してて、モノクロパートは順行してることに気付いて、いやこれTENETやんけ!となった テディうさんくさいやつだな〜とおもってたらMATRIXのアイツだった トリニティも出てくるし2000年って感じがした
終わってみると、レナードに関わる人は揃いも揃ってレナードを利用することしか考えてなくて、示唆的というかなんというか
自分の記憶の信用ならなさみたいなのも突き付けられた感じがする
よかったこと、楽しかったことはそれが増強されておぼえてるし(たまたま昨日みてたTTHWでもバンクシーズの出目を有村氏が事実を改変して記憶していたし)悔しかったこと、辛かったことは同様にそれが増強されておぼえていたりする これは自分のことを話したり、書いたりすることで、自分の経験を物語化していくプロセスで起きる気がしてて、その時々で書き残すなりなんなりしておかないと、その時どう思ってたかとか、感じたかみたいなのは風化していってしまう
それでもこの作品の主人公は写真とメモを残しているが、それさえも後から自分の都合のいいように解釈していたし、ジョーカーでうっすら匂わせていた全部入院してる奴の妄想説も通ってしまうようなつくりにもなっていて、となると今ここでこうして書いている自分という自我さえも、実はどこか別の世界で眠っている誰かの夢かもしれないし、夢でいうとインセプションでコブが最後にコマを回すところの恐ろしさを連想したり…
己の思考パターンみたいなのは、(初期値+経験)x環境みたいなイメージでいるんだけど、経験=記憶を己の預り知らぬ存在(他者だけではなく、深層心理?超自我?的な存在も含めて)に歪められているとしたら、やはり意識なんてものは存在してなくて、ただ周囲の刺激に反射しているだけでは?とは
サブリミナル的に挿入されてるシーンがあると複数の記事に書かれてて、家に帰ってきてから確認してみると確かにサミーが施設?みたいなところで座ってるシーンで一瞬レナードになってるシーンが挿入されてたし、ラストで目を瞑ってフラッシュバックするところで確かに回想の中で I've done it とタトゥーが入ってた
気付いた人すごいな
うっかりそのままインターステラーやダークナイトの好きなシーンを見返してたんだけど、配信されてるやつは結局横長のやつで「ああ、IMAX版をみてきたんだなあ...」と切られてた上下の想像したりした