かつては、基本的にアメリカはどうあるべきかという考え方は国民的にも共有されていて、政党はそれを実務的にどう実現するか、追加的な改善をどう実施するのか、というところでしか争わなかった
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アメリカ政治の両極化と、それに伴う政治の機能不全と呼ばれるもの。アメリカ議会で、民主党と共和党の立場がますます乖離し、昔は様々な問題について両者が歩み寄って妥協点を見つけ、政治をまわそうとしてきた。それがいまや機能していない。両者はひたすら対立するばかりで、ろくに話もできず、数のゴリ押しでしか決めごとが進まない 二極化の一つの理由は、民主党と共和党の性格そのものが変わってしまったこと。もともとこの両党は、いまほどイデオロギーに基づく政治集団ではなかった。昔はどっちも、ずっとごちゃごちゃした寄せ集めだった。人種問題についても、南部の民主党はかなり人種差別的な立場を採っていて、むしろ共和党のほうがリベラルに近い立場を採ることもあった。かつては、基本的にアメリカはどうあるべきかという考え方は国民的にも共有されていて、政党はそれを実務的にどう実現するか、追加的な改善をどう実施するのか、というところでしか争わなかった。だからこそ、妥協も歩み寄りの余地もあった 公民権法や投票権法を1960年代半ばに可決させたことで、民主党は明確にイデオロギー重視の立場を採ることになり、党内の南部民主党を明確に切り捨てる動きにでた。そしてこちらがイデオロギー化すれば、共和党もだんだんイデオロギー重視になるのは必然だった。そして……イデオロギー中心になれば、歩み寄りの余地は当然減るわな。ノンポリの実務なら妥協も握手も合従連衡もあるけれど、イデオロギーはそうはいかない アメリカの選挙は、予備選があって本選があるんだけれど、その予備選は投票率が低い。そこにわざわざ足を運ぶのは、どちらの党内でも本当に政治マニアか極端な特定イデオロギーキチガイばかりとなる。そこで勝とうとすれば、議員としても主張を極端にする必要が出てきてしまう。これはインターネット献金の比率が増えてきた最近はなおさら 予備選って党員?とかがやってんのかなとおもってたんだけど投票率低いのかあ
それはちょっとおもう