人口減少への対処
人口減少で、実際の労働人口が減ると、労働市場で、人手不足となります。
.
人口減少で、人口規模に相応な経済規模になると想定されますが、
既に、相応な経済規模に対応して、供給力、供給設備が確保されており、この供給力も、人口減少にあわせて、徐々に規模を縮小していくことが必要になります。
.
供給規模の縮小は、つまりは、GDPの縮小ということです。
資本主義経済の経済体制では、GDPが縮小することを、良いとはしていません。
.
資本主義経済では、資本が大きくなることで、経済が安定する仕組みになっています。資本とは、供給設備などを指します。資本が大きくなる際に、資本主義経済では、マネーが発行されて大きくなります。
.
現代の資本設備は、それなりの額の投資が必要であり、資本設備を増強する際に、企業は、民間銀行から融資を受けざる得ないです。民間銀行が、企業に融資をすると、その際に、Money Creationが行われ、市中にあるマネーが膨張します。これを、民間銀行による信用創造といい、これにより、市中のマネーが増えていくのです。
.
資本主義経済では、この民間銀行によるMoney Creationで、市中のマネー(マネーストックM2:紙幣、預金、定期性預金)が膨張してかないと、経済が安定しません。それは、金融業が、マネーが膨張しないと、ビジネスが成立しないからです。金融業は、マネーを貸して、その際に、利息をもらうというビジネスです。金融業が、利息収入でビジネスができるというは、つまりは、マネーが膨張しているということです。
.
マネーが膨張しないと、金融業のビジネスは成立せず、マネーが縮小すると、金融業は倒産します。
.
リーマンショック時は、マネーが縮小し、リーマン等が倒産しましたが、その後、Too Big To Failと判断され、金融業をつぶさないように、中央銀行が、資金を注入し、金融業を救済しました。金融業がつぶれて、信用縮小、マネーの縮小を抑えるためです。
>人口減少が進むと労働市場と地域経済にどんな悪影響があるのでしょうか?
.
=>まわりくどく、前提を説明してすいません。
.
人口減少が進んでも、経済規模、マネーの規模を減らさないように、資本主義経済は、運営されます。
.
なので、供給規模は維持されるようになり、人手不足が深刻なります。まぁ、遅行的には、徐々に縮小していくことになります。
.
労働市場は、労働者が優位になり、給与水準も上がります。また、人手不足を補い、かつ、社会保障を安定させるために、75歳まで働く時代に変わりますね。
.
地域経済については、高齢化、過疎化の問題があります。65歳以上の高齢者が、2040年には、3人に1名になる?という状況が想定されます。特に、地方は、2人に1名、もしくは過半数以上ということも想定されますね。
.
コンパクトシティー等に移行することが望まれます。
.
ーーー
人口減少により、労働人口が減るのに、市場の供給規模が維持されるということは、一人当たりの生産量が増えていくということです。
.
生産量が増えると、所得も増えますので、働いている方は、今よりも給与水準が上がると想定されます。
.
2020年時点で、市中には1200兆円のマネーが存在します。成人一人当たり1000万円となります。このマネーが、少なくなっていく人口に引き継がれるということで、遺産を相続される方は、余裕が出ると想定されますね。