橋本総業
令和6年12月12日 確約認定
物流特殊指定
日経
運送会社への支払代金を不当に減額していた疑いが強まったとして、公正取引委員会は11日、管工機材販売の橋本総業(東京・中央)の本社や都内の配送センターなどに独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで立ち入り検査に入った。関係者への取材で分かった。
関係者によると、同社は取引先の運送会社に対し、取引関係上の強い立場を利用して発注時に決めた代金から割戻金名目で不当に差し引いて支払っていた疑いが持たれている。運送会社に対し、委託していた業務に見合った代金を支払っていなかったケースもあるという。
公取委は橋本総業の行為が、物流特殊指定が禁止する「代金の減額」と「不当な経済上の利益の提供要請」にあたるとみて調べる。物流特殊指定に違反したとして公取委が行政処分を見据えた正式審査に着手するのは初めて。
NHK
独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けたのは、東京 中央区の「橋本総業」です。
この会社はシステムキッチンや洗面台などの住宅設備をメーカーから仕入れ、販売店などに卸す老舗の専門商社で、全国に支店などがあります。
関係者によりますと、販売店への配送を請け負っている運送会社に対し、荷主の立場を利用して、運送料の支払額を一方的に差し引いたり、時間外料金を支払っていなかったりした疑いがあるということです。