佐賀新聞
令和2年5月15日 佐賀地裁判決
佐賀地判令和2年5月15日・平成28年(ワ)第249号〔佐賀新聞〕審決集67巻629頁
被告は、独禁法に違反して、原告に対し、毎年増紙を指示し続け、購読料収入を得ることができない数百部に及ぶ不要な新聞を仕入れさせ、その代金を支払わせ続けた。被告の行為は、原告を含む販売店の経済的利益を犠牲にして、自身の売上げを増加させるとともに、ABC部数を増加させることによって広告収入を増加させることを意図したものと認められる。これは、社会通念上許容されない行為であり、原告の権利を侵害するものであるから、不法行為に該当する。
(判決書32〜33頁)
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