KJ法の実践
データ集め、ラベル作り
ボトムアップでグループ編成
別のフォーマットへ変換
データ集め、ラベル作り
自分の頭の中を探検し、主題に関係あるかもと思うことを書き出す
頭の外を探検し、主題に関係あるかもと思うことを書き出す
フィールドワーク、観察、他人との会話、インタビュー、他人の書いた書籍、発表資料、複数人でのブレインストーミング
何でも見てやろうという心の姿勢、先入観に囚われず、事実に耳を傾ける。例外を切り捨てない
ボトムアップでグループ編成
全部の付箋が見えるように広げる
ボトムアップでグループを作っていく
似た内容の付箋が見つかる
関係ありそうな付箋が見つかる
これを近くに集める(重ねない)
何のために? 情報量が多いと脳が考える事を拒否してしまう。数枚のグループにフォーカスを当てて考える
並び変え、グループ編成の過程でなにか思いついたら付箋を追加する
表札づくり
新しい付箋に要約を書いてグループを束ねる(重ねる)
何のために? 枚数が多いままでは全体像を掴めない→圧縮。圧縮過程で新しい気付きもある
表札の候補
「なんでこれまとめたんだっけ」→「~~だから」
「要は」でまとめられるものをまとめる
「集めたの間違いだった」と思ったら修正する。違和感に目をつぶって進むと後で更に苦しくなる
table:よくある質問
情報に取りこぼしが出る それでいい(こぼすべきでない、重要な点がどこなのか自問する)
紙が小さくて書ききれない 書ける量に要約すべし
どう要約するのが正解か 正解は無い。間違いに気づいたらやり直せばよい。
どのくらいの枚数、粒度にすれば? 表札を付けられる枚数、粒度
レベルがまちまちで変な分類になる それでよい。ボトムアップでまとめるのが一番大事
この付箋を何処に入れたいいのか? 入る場所の無い付箋は無理に入れなくていい
トップダウンでまとめない
"この付箋は問題と理想と解決方法だから、まず3つに分類しよう"
これがトップダウン分類。ダメ。
KJ法の目的は、予期しないつながりを発見すること
離れザル
行き場のない付箋は行き場の無いまま(無理にグループに入れずに)扱う
先に進んでから丁度良いグループが発見されるかも
発想の鍵になるかもしれない。無理やりグループに押し込んで、殺してしまってはいけない
現実世界では、反復可能な試行と言う物は限られている
反復実験出来ない1回だけの事例から、どうやって仮説を立てるのか?
グループ編成を何度も繰り返して、どんどん束ねていこう
大きな抽象的なグループを作ってしまった場合の解決法
そのグループから1枚だけ選んで残りを捨てるとしたら、どれを残す?
次に、その「大事な1枚」を表札にして、束ねてもよいふせんがあるか?
束ねられなかった付箋は、ボトムアップでくっつけるべきではなかった
別のフォーマットへ変換
グループ編成を繰り返した後、何をするか
KJ法A型
束ねた付箋を大グループから順に広げて、空間的に配置し図解する
「空間的配置」「輪で囲む」「線でつなぐ」
つないだ線に「したがって」「しかし」などと書くと関係が分かりやすい
何のために? 関係ありそうなものを集めて来た→「どういう関係があるか」をここで言語化する
table:良くある質問
どういう空間配置が良いの? 試しに言葉で説明してみて、うまく説明できないなら配置が悪い
紙に描ききれない 大グループの図解を索引にして、複数枚の紙に描く
文章化しているうちに構造や順番を変えたくなった 変えましょう!
KJ法B型
A型で図解したものを文章で説明する(1次元にする=順番を付ける)
図解と文章は性質が違う。違うがゆえにお互いに欠陥を補強する
図解は全体像を見るのに向いている
文章は飛躍が無いかを確認することに向いている
文章化しようとすると、わかっていたはずの話がうまく繋がらない
新しい発想のチャンス。何が欠けているのか?
コツ
未解決の課題をスタートにし、図解上の近いところへ進むようにすると文章化しやすい