等価所得
同じ所得であっても世帯人員の違いによって経済力が異なることを生活における規模の経済を考慮して算出するもの
規模の経済が全く生じていないとすれば最低生活のために必要な所得は世帯人員の倍数になる
この場合の等価所得は、世帯所得を世帯人員で割った値になる
逆に 100 % の規模の経済が作用するとすれば世帯人員の数にかかわらず等価所得は世帯所得と同じになる。
今、世帯の所得を Y、世帯人員を n とすると、等価所得 Ye は Ye = Y / (n^w)
w は、世帯人員についての規模の経済を考慮するためのウエイト
OECD (経済開発協力機構) が加盟国の所得分配における不平等の実態を検証する際に用いているのは、等価可処分所得
等価所得を算出するときのウエイトを 0.5 としたもの (つまり等価所得を Y / (n^0.5) として求める