子どもネウボラ
6 歳以下の子どもの健康への支援、ならびに家族の支援を目的とする
子どもの身体的、精神的、社会的発達の観察と支援を行う
子どものしつけや生活スタイルの調整について家族に助言や支援が行われる
子どもネウボラでの具体的な支援方法
クリニックで個別に乳幼児健康診査(以下、乳幼児健診)が実施される
フィンランドの乳幼児健診では、それぞれの家族に対して個別に育児や生活スタイル、夫婦関係についての助言がなされ、さらには親と子の初期相互作用のための精神的健康への支援のための家族スクリーニングも実施される
日本における乳幼児健診は集団健診が基本であり、この点でフィンランドの乳幼児健診は大きく支援方法が異なる
6 歳になるまで同じ保健師が担当する(担当保健師制)
また、出産後で最低 1 回保健師による家庭訪問が行われる
両親サークルも子どもネウボラで実施され、ピアサポートも行われている
家族スクリーニングで問題ありと判定された場合には、特別なニーズをもつ家族(ハイリスクの家族)として、追加支援がなされていく
参考文献
ネウボラで活躍しているフィンランドの保健師と日本の保健師活動の未来 (横山美江、PDF)