マクロ経済スライド
平成 16 年の年金制度改正で導入されたもの
賃金や物価の改定率を調整して緩やかに年金の給付水準を調整する仕組み 将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう、最終的な負担 (保険料) の水準を定め、その中で保険料等の収入と年金給付等の支出の均衡が保たれるよう、時間をかけて緩やかに年金の給付水準を調整することになった
具体的には、賃金や物価による改定率から、現役の被保険者の減少と平均余命の伸びに応じて算出した 「スライド調整率」 を差し引くことによって、年金の給付水準を調整する
このマクロ経済スライドの仕組みは、賃金や物価がある程度上昇する場合にはそのまま適用するが、賃金や物価の伸びが小さく、適用すると年金額が下がってしまう場合には、調整は年金額の伸びがゼロになるまでにとどめる
結果として、年金額の改定は行われない
27 条の 2
関連