漱石のリアル―測量としての文学
若林 幹夫(著)
https://calil.jp/book/4314009209
紹介
鉄道
、
都市
、
貨幣
、
帝国
、
個人
、
恋愛
、
日常
性…漱石を「測量装置」として近代社会におけるリアリティの地形をあぶりだす。気鋭の社会学者による新しい漱石読解への誘い。
目次
第1章 動く世界-『
三四郎
』から
第2章 「
現実
」の変容-『
猫
』から『三四郎』まで
第3章
富
と財産-『
それから
』の世界
第4章 室内と帝国-『それから』『
門
』『
彼岸過迄
』など
第5章 不気味さの
地勢学
-『行人』『こころ』『道草』
第6章
交通
と
恋愛
-『
明暗
』の
トポロジー
結章 日常性の地形と構造