姫宮神社(鹿児島市野尻町)
開聞にある枚聞神社の姫宮の一人は、足指が2つの不具であったため、うつろ舟で流された(貴種流離譚) やがて野尻に着いた姫が「水を飲みたい、髪を洗いたい」と言うと水が湧き(湧水)、土地が潤った 姫が漂着した9月16日を祭礼の日とするが、その日には開門の親神が訪れる 姫の足指の形のため、この土地の者は牛や豚の肉を食べない(禁忌) 同じく指の形のため、手足の平癒に効験があるとされる 『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.10
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