久親恩寺 親乞薬師
楠木正儀の家臣・篠崎六左衛門(
南北朝の武将
)は、妻子を残して僧(樟葉道心)となって全国を行脚した
8年後、郷里に立ち寄った道心は、妻の骨拾いをする2人の子と出会い、素性を隠して回向をおこなった(
子女受難
)
その後、9才の弟は楠木正儀に引き取られ、13才の姉は尼(篠崎禅尼)となってこの地に長くとどまった
篠崎禅尼が信心した薬師如来は、その孝心(
孝子
)により親乞薬師(
仏像
)と呼ばれた
『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.103
#大阪府枚方市
楠葉中之芝