占有権
例
Aさんが友達から消しゴムを借りた時、その消しゴムの占有権はAにある
土地について、使用利益や果実を得る目的で自己の支配下に置くこと 占有の成立要件
物を所持していること
所持による事実上の利益を自己に帰属させようとする意思
賃貸の意思も、占有意思の1つ
持ってたら嬉しい
意思の有無の判断
物の所持を生じさせた原因の性質によって客観的に判断される
本人の意思は問わない
占有の様態
自主占有
所有の意思がある占有
賃貸契約を交わした住人、盗人、などは自主占有
他主占有
所有の意思がない占有
他主から自主への変更
占有代理人を通じた所持により、本人が物の占有を取得する関係
誤信の過失の有無でさらに分かれる
本権がないことを知っている、又は、それを疑いを持って、する占有
推定規定
占有者は、以下の条件の元占有していると推定する
無過失の場合は規定されていない
占有者が取得時効を主張する場合、無過失の証明責任が生じる A日とA+n日時点に占有していれば、その間も継続して占有していたと推定する
$ P(a) \land \exist b>a. P(b) \Rightarrow \forall b\geq t\geq a. P(t).
両時点での占有さえ証明すればよい
物の支配状態が転移したら、戦友も承継され、占有権も承継される
効果
占有者が占有を妨害され、又は妨害される恐れがある場合に、妨害者に対して妨害の排除を請求する権利
本権があるかどうかは問わない
占有訴権の内容
占有者の占有が妨害された時
妨害の停止または損害賠償
専有を回復したものは、現実に占有していなかった間も占有が継続していたと疑制する 占有妨害の恐れがあるとき
妨害の予防又は損害賠償の担保
専有を奪われた時
騙取の場合はこれに当たらない
物の返還、損害賠償
行使できる人
占有者、又は、他人の為に占有するもの(占有代理人等) 講師の相手方
占有侵奪者
動産の占有者を、適法な権利者と誤診して取引した者は、その動産について完全な権利を取得できる
要件
目的物が動産であること
登記されている車や船舶等は対象外
登記されていない車や船舶等は対象
有効な取引行為とは
前の持ち主に占有があること、前の持ち主が本権を持っていないこと
平穏・公然・善意・無過失に占有を取得したこと
占有を始める要件について、占有改定による占有は認められない 効果
例えば、盗まれた消しゴムと知らずにそれを買った場合は、消しゴムを使用する権利を即時に有する
即時取得が成立した場合でも、動産が盗品や遺失物である場合は、被害者や異質主は回復請求をすることができる
2年間だけ
即時取得の要件を満たすこと
盗品又は遺失物でないこと
盗難又は遺失の時から2年間経過していないこと
効果
即時取得者に対して物の回復を請求できる
競売や店舗などで即時取得した場合は、被害者又は遺失主は支払った代金を弁償しなければ、回復請求できない