新入生を含む学生への情報共有体制について
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4月29日に新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言がさらに1か月延長されることで、各大学でオンライン授業等がすでに実施、または検討されている状況かと思います。本学もこのGW明けにオンラインでオリエンテーションが始まり、遠隔授業で授業が開始という状況です。 今回はコラム執筆の機会をお借りして、学生への情報伝達手段について本学で試行錯誤しながら現在行っていることを共有していきたいと思い執筆しました。IRの事例というよりも、IRを行う上で必要なデータをこの状況下でいかに収集するか、そして不安に思っている学生への大学からの情報発信、相談体制をどうやっているか、これが今回私が書くコラムのテーマとなります。
手段を、①郵送、②電話、③メール、④HP、⑤SNS(Facebook、Instagram、Twitter)、⑥公式Line、⑦Zoomなどのオンライン相談の7つに分け、それぞれの使い方(情報発信、情報収集、相談)、メリット、デメリットを下の表にまとめました。情報収集と相談は、どこまでが収集でどこまでが相談なのかという点がありますが、また、情報収集について本学ではGoogle Formでアンケートをとっています。(なお、今年度の新入生には毎年オリエンテーションで署名してもらっている個人情報の関する同意書を郵送し電話での承諾を得る形でアンケート協力を行っています。) https://gyazo.com/ef8d5a213a8eae9d6285e6f3c4e8e2ad
特に、⑥公式ラインについてですが、実は昨年度の11月頃、キャリアセンターから、就活を行う4年生を中心に情報配信、情報収集、相談のシステムを出来るだけお金をかけずに作ることが出来ないかという依頼が来ました。そこで個人オーナーが活用している公式Lineを使い、エアリザーブというアプリを使うことで予約システムを作り、Line、Zoomでの面談練習、相談という体制を作っていました。そして今回のコロナ騒動で4月8日より公式ラインを学生に共有し、2週間経った現在、約10%の学生が登録してくれました。作った手前、学生の情報の管理も任され、また2週間で約10%の学生が登録してくれたことから先週、新たに、コロナ関連学生相談室という公式Lineの作成を学生委員会から依頼されました。
また授業に関してですが、本学では以前からmoodleでeラーニングを行っていたので、連休明けからのオリエンテーションと11日からの授業開始時には、moodleを使ったオンラインオリエンテーション、遠隔授業がメインとなります。(中止となった合同入学式もそこにアップする予定です。) 今回のコロナで本学に限らず学生達は不安になっているかと思います。相談窓口を一元化することが理想ではありますが、学生達の不安を払拭するためには、いくつもの相談窓口があっていいかと個人的には思います。(それらを集約する職員サイドとしては、かなり骨が折れる作業ですが・・・。) そして教職員の協力体制、横断的取組の体制についてですが、本学で2月に立ち上げたコロナ対策本部委員会を中心に、少しずつ固まってきたかと思います。雨降って土固まるではありませんが、このコロナのピンチをオンラインサポート体制と本学の団結力の強化というチャンスに変えられればと思っています。
皆様の大学でも、学生への情報共有手段などについて何かあれば教えて頂ければと思います。皆様のご健康とご活躍を願っています。
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