Zoomギャラリービューの通信量の課題について
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【通信量調査の経緯】
ここ何日間か、外国人留学生達から、似たような相談・報告が続いていた。
大学院の外国人学生から、2コマで3GB使ったと報告があった。ゼミ形式で、20人〜25人ほどでギャラリービューを使い、議論しあったり、質問しあう。
別の外国人学生からは、自分のWifiルーターは1日2GB制限がある。Zoomの授業を受けたところ、思いのほか通信量がかかるので、1日2〜3クラス受講は難しいのでは、と不安になった。
(教員からの相談) Zoomで会議や授業をしていたところ、一週間で20GB使った。
【通信量測定テスト】
NwtWorkというツールで通信量を測定
テスト1 講師ビュー (スピーカービュー)による資料共有、ギャラリービュー多めの会議。1時間に、500MB〜800MBは使った
テスト2 講師ビュー (スピーカービュー) 受講者の音声・画面OFF。クラシック音楽を1時間流し、パワーポイント資料を適当に切替え
フル画面受講者:60分 ダウンロード150MB アップロード25.4MB 合計175.4MB
ウインドウ・画面サイズ2/3受講者 :60分 ダウンロード99.7MB アップロード9.11MB 合計109MB
講師側:60分 ダウンロード16.1MB アップロード119MB 合計135MB
→Zoomは音声よりも動きのある動画のほうが、多くの通信量を消費
→画像OFF、そしてウインドウを小さくすると、削減効果がある
→受講者の画面OFFは、講師側の通信負担も減る (パケット制限がある教員もいる)
【5月23日のIR協会5月定例研究会後半の通信量は少なかった】
パワーポイント資料が固定されていた
話者は少なめ、つまり動きが少ない
チャットの文字数は多かったが、それは全くといっていいほど影響がない
【Zoom通信量削減のポイント】
「Zoomは動きのある動画で通信量を消費する」が最重要ポイント
音声はさほど通信量を食わない チャットは全くといっていいほど食わない
講師ビュー (スピーカービュー)で「資料ベースの説明」が望ましい
受講者は自分の映像をOFFにする(教員による出欠確認に注意)
可能であれば、講師側の映像もOFFにする
他の受講者の映像は見えないように気を付ける
ウインドウサイズを小さくすると、通信量は減る
Zoomの売りである「ギャラリービュー」は、多大な通信量がかかるので、パケット制限がある学生には酷であることを認識する
【参考URL】
オンライン授業導入における学生の通信量の問題について (株式会社トレデキム)
Reducing Zoom Data and Bandwidth Use (Cornell University)
北海道大学の宮内泰介先生による調査
いずれも2020/5/29参照
https://gyazo.com/79f8d42b0506193a3aed247f4ddd93e3
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