2020/05/01 Zabbix
Zabbix
Zabbixとは統合監視ソフトウェアであり、ネットワーク、サーバなどを監視して可視化することができる。
自分でスクリプトを書くこともでき拡張性が高いOSS
エージェントを利用した監視では様々な情報を習得できる。また、エージェントは軽量。
HTTPやSSHなどにアクセスし、エージェントレスの監視も可能。
SNMPを利用してネットワーク機器の監視もできる。
バージョン
現在最新は4.4
4.0などのキリ番はLTSでサポートが長く、安定版。
動作環境
Zabbixサーバ
データベース
httpd, PHP (Webインターフェース)
Zabbixエージェント
SNMP対応機器
SNMP非対応機器(SSH,TELNET,IPMI, URL等)
インストール
環境:CentOS7
NTP設定
前回記事で書いたようにChronyで時刻を設定する。
# yum install chrony.conf
コンフィグを設定し、サービスの起動。
Webサーバインストール
httpd
# yum install httpd
DBインストール
MariaDB
# yum install mariadb-server
チューニング
code:/etc/my.cnf.d/server.cnf
character-set-server=utf8
collation-server=utf8_bin
skip-character-set-client-handshake
innodb_file_per_table
innodb_log_buffer_size=16M
innodb_buffer_pool_size=512M
MariaDBの起動
systemctl start mariadb
systemctl enable mariadb
mysql_secure_installationの実行
Zabbixインストール
Zabbix 4.0 リポジトリの追加
# rpm -ivh Http://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.0-1.el7.noarch.rpm
zabbix用データベースの作成
# mysql -uroot -p
MariaDB>CREATE DATABASE zabbix CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_bin;
MariaDB>GRANT all privileges ON zabbix.* TO zabbix@localhost IDENTIFIED BY 'password';
rpmパッケージインストール
mysql用
yum install zabbix-server-mysql
データベースにインポート
cd /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-*
zcat create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix
Zabbixサーバ設定
code:/etc/zabbix/zabbix_server.conf
DDBPassword=password
サービス起動
systemctl start zabbix-server
systemctl enable zabbix-server
Zabbix エージェントのインストール
yum install zabbix-agent
systemctl start zabbix-agent
systemctl enable zabbix-agent
WebGUIのインストール
インストール
yum install zabbix-web zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese
conf書き換え
code:/etc/httpd/conf.d/zabbix.conf
php_value date.timezone Asia/Tokyo
webサーバ起動
# systemctl start httpd
# systemctl enable httpd
http:// IPアドレス にて設定
https://gyazo.com/3e4a4e5dd005abeca7ae73eb9e29a143
https://gyazo.com/9ac61d4bc3c0dc91dcb5e6f7fb36cf11
このように順に進んでいくとインストールが完了する。
https://gyazo.com/0262ba3e5e056d7746f6c27d67921258
初期Usernameは「Admin」パスワードは「zabbix」
ログインするとこのような画面に
https://gyazo.com/d32438ebc4cc611c8ab74ca086aef677
右上の人アイコンから
https://gyazo.com/45f090042a58b9cfe7a641497a53f33f
言語を日本語に。
次にホストの設定。
上のタブ設定、2段目のタブホストをクリックし、
ホストの作成
https://gyazo.com/15abdb9a4ad7383e00e008ea93c3b433
IPアドレスの設定を行い、templateタブを選択。
選択を押し、Linux Serverのテンプレートを追加。
https://gyazo.com/46577ec49263c316709a193c38929092
エージェントの状態が緑色になると正しく設定ができている。
メールの設定
右上の人型アイコンから管理者のメールアドレス設定を行う。
https://gyazo.com/3c3142f71215b5deba385da80608c660
メールアドレスを設定した後、 管理タブのメディアタイプからSMTPサーバを設定
https://gyazo.com/756e41464f04cf7303395096647df7e2
設定のアクションのステータスを有効に変更
https://gyazo.com/9cf18a122b7095d317b39edda4d6ef24
これでメールの設定が完了した。
障害発生時に管理者にメールが送信される。
他の設定はまた別の機会に。