プリント部品の誤差について
3Dプリンタで物を作る際、CADソフトで設計したものと実際にできたもの寸法では、少なからずが誤差が生じてしまいます。また、40㎜の穴に40㎜の棒が入らないように3Dプリンタでも同じことが起きます。
造ろうとしているものが寸法を気にしないものなら、気にしなくてもいいですが、小さい穴をあける場合や はめあい、ねじを通すとき、組み立てが必要なものを作るときなどには、設計に注意が必要です。
FFFの場合
プリンタ部品を組み合わせたい場合、基本的に設計上で0.4mm以上のすき間があれば入ります。(体感)
プリンタ部品+プリンタ部品 → 0.4mm以上
プリンタ部品+既製品 → 0.2mm以上
組み合わせの種類に関わらず、完全にぴったり合わせたい場合は、あえて同じ寸法で出力したあとやすりやドリルで細かく調整してからはめる方法も考えられます。
光造形の場合
液体を使った造形方法のため、印刷の仕方や方向によっては液だれ等による膨れが出ることが考えられます。
膨れの発生位置や程度は印刷時の設定によるところが大きく、予想が難しいです。運が絡んでくるため一発で上手くはめあいができるとは考えないほうが良いでしょう。
印刷するものが1・2個程度であればやすりやドリルで調整する方法が楽なように思います。
もし大量に印刷するなどで削るのが面倒であれば上記のFFFを参考にして設計してみてください。
膨れが出る可能性があるとはいえ、FFFに比べて光造形は精度が出やすいため、これらより数字を気持ち小さくしてみても良いかもしれませんね。
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