ender系レべリングの諸注意
理解すれば便利なender系レベリング機能。仕様を理解しよう。
機械と熱
レベリングを常温で行っていませんか?基本温めた状態で動く機械です。温めて行いましょう。やけどに注意。
「傾き」と「距離」
なんかオートレベリングした直後なのに定着が悪い... それ、Z補正しましたか?
enderシリーズの補正は二種類。「オートレベリング」と「Z補正」です。
オートレベリングは「傾き」を取得します。
ベッドとノズルが完全に水平で無くても印刷できるようにする機能です。Z補正の後で行ってください。
Z補正は「距離」を取得します。
センサとノズルの距離を補正する機能です。
以下設定の際の具体的なやり方です。まずZ補正設定画面に行きます。ノズルとベットの間にコピー用紙をはさみます。紙を動かしてみてカリカリちょっと引っ掛かりながら動くな程度の高さにしましょう。場所によって距離が違う?ベッド下のハンドルを回してなるべく一定になるようにしましょう。ハンドルを緩めすぎて落とさないよう注意。
図にするとこんな感じ
https://scrapbox.io/files/6770e5b2e82db1f85988465f.png
つまり両方やれということです。頑張りましょう。
手動補正の意義
オートレベリングの後、値を手動で変更することができます。
オートレベリング後の値そのままで動く個体もあればかなり誤差が出る個体もあります。適宜設定してください。
手動設定時は印刷時のオートレベリングをoffにすること! リセットされます。編集者kita0405.iconは後述Q2の理由で(特にスクエアの環境では)使用をお勧めしません。
Q&A
Q1 : Z補正ギチギチにしすぎたんだけどどうなるの?
A : ノズルが削れる。さらに最悪の場合ノズル周りにフィラメントがべっとりくっつく。
Z補正の際は少なくとも紙が動くようにはしましょう。
Q2 : 印刷前オートレベリングっている?
A : あった方がいい。
ベッドとプレートの間にゴミが入ったり、ハンドルに手が当たったり... 思っているよりすぐにレベリングはずれます。初心者ふくめ不特定多数が触れるスクエアでは特にあった方が良いと思います。
Q3 : レベリングするタイミングは?
A : スカートの定着が荒れ始めた時。
印刷はできるけどスカートは全然くっついていない時、危険信号です。ビルドプレートを洗浄した後もまだくっつかない時はレベリングしましょう。