換喩
換喩(かんゆ)とは、ある事物を表現するために、それと密接に関連する事物で置き換える比喩法の一種です。
換喩は、概念の隣接性または近接性に基づいて、語句の意味を拡張して用います。
換喩の例としては、次のようなものがあります。
「青い目」で「西洋人」を表す
「鳥居」で「神社」を表す
「扇風機が回っている」で、実際に回っているのは扇風機の「羽根」の部分
「昨夜は鍋を食べた」で、普通鍋は直接食べられません
換喩は、隠喩と並んで修辞法の重要な位置を占めていますが、あまりに私たちの生活の中に溶けこんでいるので、それが換喩だと気づかないことが多いです。