専制君主
専制君主とは、国家のすべての権力を一手に掌握し、国家機関を自己の意思の執行機関としている君主のことです。
専制君主は、国家統治の正統性の唯一のにない手である君主が統治の全権能を自己のものとし、自由に政治権力を行使する専制政治の一形態です。絶対君主制とも呼ばれ、制限君主制に相対します。
専制君主の例としては、次のようなものがあります:
ローマ帝政末期の君主
17~18世紀のヨーロッパにみられる絶対君主
長く東洋諸国に存在した皇帝
18世紀のヨーロッパで絶対的な権力によって啓蒙思想の実現をはかろうとした専制君主たち
専制ローマ帝国
専制君主制と絶対君主制の違いは、次のとおりです:
絶対君主制では、国王を中心とする官僚機構が国を支配します。
専制君主制では、国王個人が独断で国を支配します。
政策が失敗した場合、絶対君主制では政策を行った組織の官僚が責任を負いますが、専制君主制では王自身が責任を負うことになります。