奈良時代
奈良時代は、710年(和銅3年)から784年(延暦3年)までの74年間に、奈良の平城京に都があった時代です。この時代は、律令国家の完成期にあたり、国土の開発、制度の整備が進められ、唐や朝鮮との交通、仏教の興隆などにより、日本の文化・芸術が大きく開花しました。 奈良時代の文化は、仏教の影響と唐との交流の影響で、平城京を中心に貴族の文化が栄えました。特に、聖武天皇の治めた天平(てんぴょう)の年号の時代にこの傾向が強く、この奈良時代の文化を天平文化(てんぴょうぶんか)と言います。 奈良時代の政治史を一言で表すと、藤原氏の浮き沈みがとても激しい時代です。藤原氏とその反対勢力との対立の時代とも言えます。また国家運営の面では、大化の改新以後、一生懸命に作り上げてきた律令国家がうまく機能しなくなり不安定になっていく時期になります。