利他行
利他行とは、自分の利益よりも他人の利益を優先する行のことです。仏教では、利他とは、自分の利益のためではなく、他の人々の救済のために尽くすことを意味します。
利他行は、自分を犠牲にしてでも他人を優先し、施しを与えることです。たとえば、土木事業は、労力を提供することによって生活環境が向上し皆へ利益をもたらすことから、僧たちの考えと一致するところがあり、その学ぶところとなったと言われています。
大乗仏教では、自利と利他を完全に両立させた状態に至ることを理想としています。大乗仏教では、自利と利他は一体のもので、自分が幸せになると同時に他人も幸せになります。