マハーヴィーラ
マハーヴィーラは、ジャイナ教の開祖であり、本名はヴァルダマーナです。マハーヴィーラは、サンスクリット語で「偉大な勇者」を意味し、漢訳仏典では「大雄(大勇)」と訳されます。
マハーヴィーラは、紀元前549年頃に生まれ、紀元前477年頃に亡くなったとされています。仏教を開いたガウタマ・シッダールタと同時代の人です。
マハーヴィーラは、生きることを「苦」と捉え、そこから脱するために出家と苦行をしました。出家するためには、不殺生、真実語、不盗、不淫、不所有という5つの大誓戒を厳守する必要がありました。
マハーヴィーラは、30歳で出家し、12年間の苦行ののち大悟を得ました。
ジャイナ教は、特にアヒンサー(不害)の禁戒を厳守するなど徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教です。