ジェイムズ・ジョイス
ジョイスは、意識の流れ、神話的方法、音楽的技法、パロディ、造語など、言語の可能性を追求し、実現しました。彼は、人間の意識の動きをそのまま描写する手法「意識の流れ」を駆使し、人間をその取り巻く現実とともに総合的に表現せんとする「全体小説」を著しました。 ジョイスの代表作は、ダブリンに住む冴えない中年男性の1日を膨大な分量で描いた『ユリシーズ』です。この作品は、当時欧州の複数の出版社に断られ、1918年にようやくアメリカの前衛的な雑誌「リトル・レ ヴュー」において一部連載にこぎつけました。