『鏡子の家』
鏡子
なる夫人の家に
四人の野郎
が集っていろいろある
『鏡子の家』は、三島由紀夫の長編小説です。昭和30年代前後に生きた5人の若者のニヒリズムを描いた作品で、三島の青春や「戦後」といわれた時代への総決算として力を注いだ小説です。
『鏡子の家』は、朝鮮戦争直後の頹廃した時代相のなかで、名門の令嬢である鏡子の家に集まってくる四人の青年たちが描く生の軌跡を浮彫りにしています。
『鏡子の家』に登場する四人の青年は、次のとおりです。
世界の崩壊を信じる貿易会社のエリート社員
杉本清一郎
私立大学の拳闘の選手
深井峻吉
天分ゆたかな童貞の日本画家
山形夏雄
美貌の無名俳優
舟木収
『鏡子の家』は、三島由紀夫の文学の軌跡において極めて重要な意味を持つ小説ですが、成功作とはなりませんでした
。