1-2 不確実性とエンジニアリング
from エンジニアリング組織論への招待
概要
エンジニアリングとは曖昧さを減らし、具体性と明確さを増やす過程を実現していくこと。
ときに曖昧さとは、経済学、社会学の分野では「不確実性」と説明される。
不確実性を説明する時に、しばしば登場するのが不確実性コーン。
不確実性コーンとはプロジェクト前半と後半、それぞれで見積もりを行い比較した時に、数値のズレが想定の4倍から1/4倍まで膨らむ現象のこと。
エンジニアリングで重要なのは、どうやったら効率よく不確実性を減らしていくかということ。
企業の組織構造においては、抽象的に考える役職、具体的な内容の仕事をする人が分かれている。
上司が具体的な指示をし部下が仕事をする組織=マイクロマネジメント型
上司が抽象的な指示を出して自由度のある仕事をさせる組織=自己組織型
不確実性から確実性が高まっていく時には、確実性を上げていく要素が存在する。これを 情報 という。
天気予報で、「晴の確率: 50% 雨の確率:50%」と「晴の確率: 80%、雨の確率: 20%」の場合、後者の方が晴れになる可能性が高いと判断できる。これを情報と定義する。
クロード・シャノンの式によって定義されている。
不確実性の発生源は二つある。
未来(環境不確実性):未来で起きることで、頭で考えてもわからないこと。実際に行動し、実験し、観察して確実性を上げていく。
他人(通信不確実性):他人に意見が正確に伝わるかどうか。コミュニケーションを重ねて改善するしかない。
この二つの発生源を解消する時に不安が発生する。不安とは向き合わないといけない。
エンジニアリングでは情報を生み出していく必要がある。