古詩十九首
古詩十九首(こしじゅうきゅうしゅ)は、中国南朝梁の昭明太子蕭統(501年 - 531年)[1]の手による文芸集『文選』の巻二十九に収められている、作者未詳(無名氏)の19首の五言詩を指す。魏晋以降に全盛を極める五言詩の起源とされ、『詩経』『楚辞』と並ぶ古代の詩歌として、後世の文人から特に愛された[2]。 各詩には題名がないため、『文選』に振られている番号で呼ぶか、各詩の首句(第一句)をもって詩題とすることが多い。
行行重行行(其一)
青青河畔草(其二)
青青陵上柏(其三)
今日良宴会(其四)
西北有高楼(其五)
渉江采芙蓉(其六)
明月皎夜光(其七)
冉冉孤生竹(其八)
庭中有奇樹(其九)
迢迢牽牛星(其十)
回車駕言邁(其十一)
東城高且長(其十二)
駆車上東門(其十三)
去者日以疎(其十四)
生年不満百(其十五)
凜凜歳雲暮(其十六)
孟冬寒気至(其十七)
客従遠方来(其十八)
明月何皎皎(其十九)