『言語の本質』
日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。 キーワードまたは後で調べる
日本語を母語とする話者にとって日本語のオノマトペは自然だが、日本語を母語としない話者にはピンとこない 動物の声
ユリシーズの第4挿話ブルームがネコちゃんにミルクをやるときにも(砕けた)オノマトペが使われていた オノマトペのアイコン性
オノマトペは何らかの感覚経験を写し取っている、その点でアイコンと似ている
ドキドキというときは心臓の鼓動を「ドキ」として写している
オノマトペとアイコンで異なるのは写し取る対象や媒体
オノマトペは音声、聴覚的要素
アイコンは視覚的要素
ワンワン!と𓃡の差
前者は犬の声という一部分
後者はオノマトペよりも広い。姿形