『懐風藻』
天平勝宝
三年(751)成立の
漢詩集
撰者未詳
懐風藻 | 日本古典籍データセット
詩数
120篇
群書類従本系は116篇
収集範囲
長屋王
を中心とする詩苑の詩を多く乗せる
反
近江朝
系
時期区分
第一期
近江朝(667-672)から始まる
冒頭の
大友皇子
(
弘文天皇
)が代表的
序にもあるが
壬申の乱
でこの時期の詩文が散逸してしまったという
第二期
第一期以後
和銅
頃(708-715)まで
代表詩人(全員序に出てくる)
大津皇子
文武天皇
大神高市麻呂
藤原不比等
六朝詩題
・語句の摂取が見られる
望雪
臨終、一絶
第三期
長屋王時代、
養老
年間(717-724)~
天平
初年ごろ(729-)
初唐詩
の語句を採用している
第四期
長屋王
死後、
藤原武智麻呂
が右大臣となっていたころ
藤原房前
や
藤原宇合
の詩、また
石上乙麻呂
など
後者は
土佐
流寓の身になった
2022-03-16
21:25