『ニンジャスレイヤー』
原文からある日本語と、それらを基にした独自のスラング、これらを担当する翻訳チームの独特な日本語訳が混ざり合い、全編を通して(俗に「忍殺語」と呼ばれる)風変わりなカタカナ・キーワードが多く盛り込まれている。その為、世界観や言語ばかりに目を奪われがちだが、物語やキャラクターは長いスパンで綿密に設定されており、作品としての完成度は濃い。 2010年~Twitter上で連載されている小説
読みだした当時はひどく特殊な文体(アイエエエとかニンジャナンデとか)を見物に行く程度の気持ちだったが、ドラマCD収録のエピソードを見聞きするにつれ、「これは生半可な小説ではない…」と思い始め、腰を入れて読むことにした
虐げられた者が虐げた者に反抗を仕掛ける話であり、
「目的を言え。何故今夜ここを襲った?」「オイ、俺が答える。……俺が首謀者だ」タニグチが呼吸を整えながら言う。体勢を立て直させるため、少しでも時間を稼ぐ。インパクトを与える。「……ファッキンNSTVのせいで失った名誉を取り返すためだ。俺たちゃ、カラカミ・ノシト=サンに話がある」
「ニュースで見たが、もうじき、サキハシ知事関連で会見をやる頃だろ。このビルの中の、いつものスタジオで」「……続けろ」ストームホークはIRC指示を受けながら、頷く。「だから俺たちは、市民の頭をファックし続けてるファッキンNSTVのファッキン放送に物申すために、直接来てやった」 【レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド】|ダイハードテイルズ 定命の軛を離れてしまった主人公が復讐に心を苛まれながらも、人間性を持ち続ようとする話でもある アガタにサンプル本を手渡されたフジキドは厳かにページをめくり、「素晴らしいです」と言った。それは本心からである。彼女が語った半生の煩悶や希望が筆圧にこめられていたように思ったのだ。アガタは照れたように笑って、何も言わなかった。
たとえニンジャになったとしても、より強大なニンジャに使役される
籠を壊し、鎖を破ったとしても、より大きな鳥籠と鎖に繋がれていることをあらためて知るというような
板前ニンジャと寿司勝負する回
自身に取り付けられた「一定速度以下で爆発する」装置を解除するためにマグロの如く走り続ける回
好きなエピソード(だいたい人気なエピソードばかりだな)
一部
二部
三部
四部